妊娠が分かってから、夫の祈りの回数が以前に増して増えた。いままでは起床時の祈り、就寝時の祈りぐらいだったが、それに加え、朝風呂からでた時、出発前も祈っている。祈るといっても長いものではなく1分ぐらいで終わるが、ちょっと迷惑している。特に朝風呂から出た時の祈りだ。
ヒンズーの神々たちは、冷蔵庫の上にまつられているため、ビシューは冷蔵庫の前で祈っている。私は朝ご飯とお弁当を作るので、しょっちゅう冷蔵庫のドアを開け閉めしなければいけないのだが、その冷蔵庫の前で立たれると邪魔である。
前にビシューが祈っている最中に冷蔵庫のドアを開けたが、ドアが身体に触れたらしく、「今、祈ってるんだけど!」と邪魔扱いされた。お互いが邪魔だと思っている。そこで、最近では冷蔵庫のドアが、ビシューの身体に触れないようにしこっそりと開けるようにしている。まるで泥棒のようだ。
冷蔵庫の上以外に場所をつくればいいのだが、とりあえずうちでは冷蔵庫の上が日本でいう神棚になっている。結婚の時のプレゼントとして友人からもらったハート柄の入った象の置物もヒンズーの神々に混ざっておいてある。ビシューはは虫類が好きなので亀のおもちゃも置いてある。暇な時に、亀のおもちゃを象の背中の上に乗せたら、とても驚いていた。神の仕業だと思ったらしい。今もそのままにしてある。
更に昆虫のおもちゃも見つけて、彼らも冷蔵庫の上に飾っていたら、それは宝物だったらしく、小さな子どもの目に触れて壊されるのがイヤだからとさっさとしまわれてしまった。
出発前も忙しいのにまた祈りだすので、祈るんだったら手伝ってほしいのが正直な気持ちである。どうやら私のために祈る回数を増やしたらしいが、増やさないでいいからその分動いてほしい。
車で運転を開始する時にも祈る、お日様が神々しく照っていても祈る。祈っている時は、ビシューも真面目にみえる。
結婚してから、必然的に祈りと接する日常になった。
結婚してから、必然的に祈りと接する日常になった。
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